2ゾーン(Zone)

2−3−2(2−3−1−1)ゾーン
 最もオーソドックスなゾーン。2人のマーカーをする選手とミドルミドル(Middle-middle)の3人でカップ(Cup)をつくり、ハンドラーにプレッシャーをかける。後方は、中央にショートディープ(Short-Deep、 Upmiddle)両サイドにサイド(Right Side,Left Side)、最後尾にディープ(Deep, Deep-Deep)を置く。
基本的にはマーカーはフォースミドルでつくが、トラップを仕掛けることもある。トラップの時のポジションについては2通り考えられる。1つは、カップがそのままトラップをする方法。もう1つは、トラップ時にトラップ側のサイドがカップに入る形である。後者ではトラップ時の後方の守備体系が変わるので注意が必要。
 カップの間の守り方として両サイドミドルがケアしてショートディープが後方のエリアをカバーする(ver.1)場合と、カップの片側をショートディープがケアする(ver.2)場合がある。後者の時は、ミドルミドルとショートディープは連携をとりお互いが右と左のどちらをケアするのかを決める。トラップを狙う場合は、ミドルミドルがトラップ側をケアすると楽にトラップに入ることができる。


1−3−3ゾーン
 1995年、1996年の世界大会でBostonが見せたディフェンス。        マーカーは常に同じ選手が行う。マーカー以外のフロントに3人のプレーヤーを配し、浅いラインを作るようにディフェンスをする。後方も3人がラインを作るようにケアするが、サイド側の2人が奥をケアし1人がコートの中央をケアする。
 マーカーが強いプレーヤーがいることが必須。相手にディフェンスのバリエーションを多く見せること、粘り強いディフェンスで相手のオフェンスのリズムを崩すことが目的といえる。マンツーマンへの移行が容易なので、Zone to Manの時に使用されることも多い。
 オフェンスとの我慢比べとなるのでとにかくパスを回させて無理にカットを狙わない。ディフェンスのバランスを保つ。 

3 ジャンク(Junk、K )
 日本チームのカッテ(勝手!? KATTE)がジャンクの原型ではないかと個人的に考えている。1996年に日本が世界大会で使用した時は、フィンランドはゾーンかマンかまったくわからずにコーチが頭を抱えていた(そりゃそうだ、勝手なんだから。しかし試合には負けた)。アメリカはこの日本のディフェンスでオフェンスのゲームプランを変更した。
 ディフェンスはその名の通り、各プレーヤーが自由に相手にプレッシャーをかけるもので特に決め事はない。チームによっては、フロント3人とバックエンドに4人を配置して自由に動かせることもある。一気に相手にプレッシャーをかけターンオーバーを狙うもので、はまるとすばらしい威力を発揮するが、プレッシャーをかけた裏に通されると非常に脆く、流れを変えるための戦術といえる。また風が強いときは有効で、ゾーンよりもフロントに人数をかけられるのでターンオーバーを奪いやすい。Junkも数年後には、ディフェンスのbasic philosophyとして確立しているかもしれない。

4 トランジション(Transition)
 1から4で紹介したディフェンスをプレー中に変更するディフェンス。自然に移行できれば相手の対処が遅れ非常に効果的である。
 変更のポイントは、パスの回数、パスのレシーバー(スローの技術の低いプレーヤーのところでトランジットする)、トラップに入ったとき、などがある。



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