アルティメットの世界へようこそ

1.アルティメットについて

 アルティメットはフリスビーフットボールとも呼ばれる7人制のディスクスポーツで、フライングディスク(「フリスビー」は登録商標)競技の中で最も完成度が高く激しいことから、ULTIMATE(究極)と呼ばれるようになった。

 エンドゾーン内にいる味方にパスが通ると1点になる。パスが通るところはアメリカンフットボールの要素がある。レシーバーはパスを受けて3歩以内で止まり、ピポットを踏みながらパスを投げるところはバスケットボールのイメージに近いものがある。
 勝敗は、21点、19点先取の試合がなどがあり大会により異なる。また、90分(世界選手権は120分)で21点が入らない場合は、タイムキャップに入り、リードしているチームの得点に2点を加えた点(15対12の場合は17点、18点対11点の場合は20点)が決勝点となり試合が続行される。

 アルティメットの特徴としては、フリスビー(フライングディスク、ディスクと呼びます)を使うということに加え、審判がいないということが挙げられる。
 Ultimateの選手は、Sprit of the Gameを持った仲間であることが前提とされ、判定はすべてセルフジャッジによって行われる。反則を受けた選手は、反則をした相手に対してファウルをコールし、認められた場合その場所からプレーが続行される。相手が反則を認めない場合は、1つ前のプレーに戻って再開される。

 アメリカで1968年に始まったこの競技も、現在は世界約30カ国でプレーされている。日本国内では2000人あまりがプレーし100以上のチームがある。毎年8月に学生選手権大会、11月には全日本選手権が行われる。隔年でクラブチーム世界選手権とナショナルチームの世界選手権が行われているが、1998年ミネアポリス(米国)で行われた世界選手権大会では、日本代表チームは男女ともに準優勝に輝き、日本のレベルが世界に通用することを示した。発祥の地アメリカには、2000チーム以上があると言われている。詳細は、Ultimate Players Association(UPA)www.upa.org 。

2 技術

 アルティメットの魅力として、フリスビーが1枚あれば誰でもどこででもできることがあげられる。誰でも1度はフリスビーを投げたことがあると思うが、実際アルティメットのプレーで必要になるスロー技術にはどんなものがあるのだろうか。
一般にフリスビーを投げるときは、バックハンドスローを使う。右利きの人は身体の左側から回転をかけて投げる。アルティメットでもこのスローを使う。さらにアルティメットの場合は前にディフェンスがついているので、身体の右側から投げる必要がある。これをフォアハンド(サイドハンドスロー)と呼ぶ。さらに相手の頭の上を越して投げる、アップサイドダウンスロー(ハンマースロー)もあるが、これは野球のボールを投げるのと同じ握りでオーバーハンドで投げる。
アルティメットで主に使われるのはこの3種類だが、通常の遊びでディスクを投げる動きと大きく異なる点は、相手をかわして投げるためにできるだけ身体から遠いポイントでディスクをリリースする必要があるということだ。特にマークについているディフェンス(マーカー)の裏側にパスを出す場合は、マーカーの足元を抜くような低いパスを出すのが理想的である。このとき、バックハンドではディスクを親指で押し出すようにすると浮力がつき低い位置から投げても味方の胸の高さに合わせることができる(エア・バウンドパス)。フォアハンドでも同様にできるが、むしろディスクに角度をつけてパスを出すことで高さを調整したほうが無難だろう。

 アルティメットには以上のようなディスクのスローイングスキルが必須になるが、投げる技術とともにキャッチの技術も重要だ。
 基本はディスクをよく見て、できる限りディスクの飛ぶ進行方向に正面から身体を入れるようにすること。身体の正面に入ったディスクは両手でキャッチし、身体をぶつけるようにすると確実に取れる。
 ディスクに向かってまっすぐ走ってパスをもらう(ミートする)場合は、スピードを緩めないで、できるだけ身体の前で取ることが大事だ。ディスクが正面から外れた場合は無理に身体を入れようとせず、ディスクにミートする最短距離で走りシングルハンドで取るほうが確実だ。身体をいれようとするとスピードが緩みディフェンスにブロックされる可能性がある。

アルティメットで必要な技術、体力
アルティメットに必要なスローとキャッチについては以上の通りだが、プレーをするためには投げて取れるだけでは十分ではない。横37m縦110mのフィールドを走り回る体力と、瞬間的に相手をかわすクイックネスが重要になる。
身体接触が禁止されているため、パワーよりもむしろ走力が重視される。世界大会になると120分の試合を1日2試合6日間というスケジュールをこなすこともあり体力も要求される。
 またフリスビー競技のひとつとしてレジャーとしての側面もあり、男女混合など他の競技では見られない特徴もある。



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