ホテル担当   6番 稲垣 知子



*度胸試し*
 私は今回のワールドユースで、22日の夜に行われた
パーティーの企画や司会をしました。もちろん、この仕
事はひとりでこなせたのではなく、友達2人と私の3人
で1か月程前から準備を始め、なんとか22日までに終
わらせることが出来ました。
 私は、今まで一度もイベントの企画なんてしたことが
なかったし、まして司会なんて、人前に出ることが嫌い
な私にとってはとんでもないことです。それでも自分で
この担当を選んだのは、今回のワールドユースに来てい
る世界中の高校生の前で、こんな私がどこまで出来るの
か試したかったからです。たった1時間程度の舞台です
が、そこに私の精一杯をぶつけようと思いました。

*準備* 
 実際、初めての企画ということで、準備にはかなり手
間取ったし、時間もかかりました。それに私たちは、最
初に自分たちで考えた原稿を先生に提出するまで、私た
ちの受け持ったパーティーが会食メインのものだという
ことを聞いていなかったため、私たちの企画にあった”
ビンゴをする”というのを、23日の”みんなで「海」
を歌う”というのと交換して、また作業に戻りました。
 パーティーの司会の内容やパーティーで使いそうな言
葉を日本語で打ち出して、それを四苦八苦しながら英語
に直してなんとか台本が出来ました。そしてみんなが歌
えるようにローマ字で歌詞カードを作り、伴奏は自分達
で楽器を使って演奏する事に決めて、準備万端、本番を
待つだけになりました。

*後悔の本番* 
 予定より開始が遅くなりましたが、順調に進み始めま
した。「海」をちゃんと伴奏に合わせて歌ってくれまし
たし(とても上手でビックリしました。)食事の前の「
いただきます」もうまく出来ました。私達の席がなくて
自分の食事は遅くなったりしましたが、司会のほうは本
当に順調でした。そこまでは・・・
 やっとのことカウンターの奥のほうに席を見つけて食
事をとっていたときです。
「誰もおらんよ!」
それは料理を取りに行った記録係のコの声でした。
びっくりして振り返ると、会場には、残されたままの歌
詞カードを集めてくれている従業員の人しかいませんで
した。
(うっそぉ・・・)
こんなことが起こるなんて思ってもいませんでした。時
間も予定時間内だったし、第一、自分の食事が終わった
からってさっさと席を立って帰ってしまうなんて、と腹
がたってきました。そんな思いのまま、私はホテルをあ
とにしました。

*学んだこと*
うちに帰ってとりあえず一息ついた私はまだ腹を立てて
いました。しかし自分なりにいろいろ考えて、次の日の
朝には、やっぱり自分も悪いんじゃないかなぁ、と思っ
ていました。いただきますをする前に「食事のあとには
ごちそうさまがある。」ということを言っておくべきだ
った、とか、席がないからといって、司会が一番会場が
見渡せない位置でゆっくり食事なんてとんでもないこと
だ、とか経験して初めて分かったことがたくさん出てき
ました。
 私はワールドユースに参加することで国際的なことを
たくさん学びました。そして、初めて経験する司会進行
の仕事で、失敗から学びました。自分では納得のいくよ
うに出来ていたとしても、決してそこで満足してはいけ
ないということ。司会の側からだけでなく、参加者の側
からも考えて見る、というように物事はいろんな方向か
ら見て考えるということ。
 このワールドユースに参加して経験したことは、とて
も貴重で大切なものとして、私の中にずっと残っていく
と思います。ワールドユースに参加する事が出来て、本
当に良かったです。
 みんな、お疲れさまでした。それといろいろ助けてく
れてありがとう!!

*Summary*
I was an MC at the welcome party.
I chose this part myself.
Although I thought I was fully ready for it, 
I made a lot of mistakes during the party. 
But I learned many things through the mistakes. 
I feel fortunate that I could participate in the WYM.
Good work, everybody!





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